2015/09/06 10:57

復刻される程の人気を誇るABK30、よりシンプルなスタイルに変化したABK20、同時期に発売されたハイエンドモデルABK31。それぞれ個性があり、日常デザインストアでも大人気の商品です。そんな名作掛け時計のベースとなったのがコチラのABW41です。

歴代の名作時計を発売年度順に見てゆきましょう。こちらが今回入荷したABW41(1981年発売開始)。
外枠に時刻の刻みと、5分毎に小さな字で表示してあります。色はシンプルに黒のみ。外周部の素材がスチールのため非常に重厚感があります。黒ボディに白い文字、そして透明な中央のつまみ部分が非常に都会的な印象を与えるモデルです。また風防を備えているのが最大の特徴です。

ABW31から最初のマイナーチェンジが行われたのがコチラのABK30(1982年発売開始)です。

文字盤のフォントの雰囲気などはそのまま継承されています。外周部分の時刻の刻みはそのままですが、5分毎の文字は無くなっています。そして最大の変化が風防が無くなった事。よりシンプルになっていますね。

1985年、さらなる変化を遂げたモデルが発売されます。一つはよりシンプルさを追求したABK20(1985年発売)です。

外周部分の時刻の刻みは無くなり、文字盤のフォントは丸みを帯びた柔らかい印象のものになっています。やや小ぶりになったことも相まって、女性的な雰囲気となっています。

そしてもう一つ、秒針を備えたハイエンドなモデルがリリースされました。それがABK31(1985年発売)です。

丸みを帯びた文字はABK20と同様ですが、こちらのモデルは秒針を有しています。またABW41以来無くなっていた風防の復活です。秒針を付けた事の引き換えに、針を直接動かして時刻を調整するという特徴が失われた事とハイエンドモデル故の選択だったのでしょうね。

ここで再びABW41について。

名作掛け時計のルーツ、ABW41。生産台数が少なく、なかなか見つからないモデルです。1981年頃の製造ながら元気に時を刻んでいます。気になった方は商品のチェックをよろしくお願いいたします。上記記載のいくつかのモデルについても販売中ですので、そちらもどうぞ。